• 目的
  • 設立の背景
  • 計画と展望
  • 役員

目的

 安心、安全な社会生活をおくる上で、科学技術の発展は不可欠である。
 生命科学の研究において、生命機能の解明に研究用モデル生物は重要な役割を担っている.研究の多様化と研究対象となる生物種が急激に増加するに伴い、モデル生物遺伝資源の研究への要請に迅速な対応ができる研究支援体制の拡充が国際的に必要となっている。
 本法人は、国内はもとより世界各国の研究者に遺伝資源と情報の提供を支援することで研究の推進に寄与する。さらに小中高校生や一般市民に対して先端科学の情報を、教育・啓蒙する事で理科離れの解消につとめ、次の時代の科学技術立国を担う人材の育成に寄与する。
 こうした認識にたって、自然科学、生命科学、農学など基礎生命科学研究の分野において、研究推進に関わる各種研究シーズの開発・情報管理に関する支援、開発研究および実用化を支援する事で科学技術の発展と新産業の振興に寄与することを目標とする。

設立の背景

 生命科学研究に生命のモデルとして使用される研究用生物はモデル生物と呼ばれる。現在では、科学研究への利用や自然環境との共生を考える上でモデル生物は必要不可欠な生物資源となっている。モデル生物に分類される生物種は微生物から、無脊椎動物のショウジョウバエや線虫、また小型の脊椎動物としてのメダカやカエル、そして医学研究に重要なマウスやラット、農業や環境問題を考える上で重要なイネ、コムギ、オオムギに加え、シロイヌナズナやキク、アサガオなど多くの動植物が該当する。多様な生物資源を研究対象とした研究や技術開発を継続して発展させるためには,科学的考え方や啓蒙の普及がその基盤として重要である。さらに生命科学だけでなく,自然科学や環境問題も科学的に思考し、議論し,考察の出来る若い人材の育成が急務である。

 科学教育という今日の重要な問題にグローバルな視点から青少年や一般人を対象にした講演会や研究者や教育者向けの研究講習会を開催したり、研究材料であるモデル生物の利用の便宜を図ることでその教育・啓蒙事業に加え科学技術の情報提供を行う事でより社会に寄与する体制が求められていることからこのNPO法人を設立することとした。

計画と展望



役員(2013年 6月)

理事(代表)・・・・山本 雅敏
理事・・・・・・・・三谷 昌平
理事・・・・・・・・松田 宗男
理事・・・・・・・・戸張 よし子
理事・・・・・・・・磯野 邦夫

監事・・・・・・・・戸田 實