個別活動

 

2016年度プログラム  参加者募集!!


自然・生物

自然・生物



アゲハチョウの飼育と観察


 生物、特に昆虫類、爬虫類、両生類などの変温動物は冬を越す(越冬)ために特別の”生きる仕組み”を持っています。

 春になると、チョウが舞い、バッタが飛び跳ね、それを狙ってカエルが現れ、格好の餌食とばかりにヘビやトカゲが現れます。しかし、多くの変温動物は冬を越し、春に子供が生まれるようにしなければなりません。そのためには、冬がやってくることを事前に感知し、冬を越すための準備をすることによって、生死の境を乗り越えます。まさに、生命の連続を担って冬を生き抜くのです。

 その生命(いのち)をつなぐため冬の厳しい環境を生き抜く神秘的な現象を、アゲハチョウのサナギを飼育・観察することで、間近に見ながら考え、感動を得る機会を楽しんでみましょう。

 ゴマダラチョウなどは幼虫で越冬します。その幼虫も準備する予定です。

 生命の連続性という、文部科学省の教育目標に沿った内容でもありますから、それに関係するレポートも仕上げてみると良いでしょう。


参加者を募集します。

年間塾生として登録・参加の方法もありますので、今回の越冬だけではなく、春から秋の間の飼育・観察の実験も楽しめます。アゲハチョウ以外のイモムシやその他の生物の飼育等へ参加する機会も増えます。


  場 所:ひょうご環境体験館  〒679-5148 兵庫県佐用郡佐用町光都1-330-3

  日 時:平成28年11月27日(日) 13:30〜15:30

  講 師:山本 雅敏(国立遺伝学研究所、NPO科学教育研究所)

  参加者:小学生の参加を大歓迎します。中学生や保護者の方々も是非お越しください。

  参加費:無料

  持ち物:筆記具、サナギを持ち帰る容器(虫かご、牛乳パックなどサナギなどを持ち帰るため)

  申 込:ひょうご環境体験館まで 電話:0791-58-2065   FAX:0791-58-2069  メール:taikenkan@echo-hyogo.jp

  プログラムに関する問い合わせメール:office@sel.or.jp

           

   

参加者募集

 対象者: 小学生を主対象としますが、保護者の方々も含めどなたも歓迎します!

 塾生としてのメンバー登録希望者を大歓迎します。

 下記連絡先に電話かメールでお願いします。塾生に関する説明は当日行います。


           (飼育・観察に関する質問等を受付けるため参加希望者の連絡先をお尋ねすることがあります)

           


           

塾生とは・・・年間会員として実験塾主催の自然観察や実験プログラム、またそれらに関連する情報誌の配布とイベントへの優先的参加資格を受けることができます。





保護者の方々へのメッセージ

  文部科学省の学習指導要領 小学生理科の生物関連によると、

   3年生(昆虫と植物、身近な自然の観察など)

   4年生(季節と生物、天気の様子など)

   5年生(植物の発芽・成長・結実、動物の誕生、天気の変化など)

   6年生(生物と環境など)

  を学習することとなっています。これらに準拠させつつ、アゲハチョウのサナギでの越冬とゴマダラチョウ

  の幼虫での越冬、それから春の羽化などを身近に直接観察あるいは画像での紹介を行います。越冬準備に入っている

  アゲハチョウ(ナミアゲハ、クロアゲハ、ナガサキアゲハ、キアゲハなど)のサナギを持帰って、自宅で飼育(越冬

  中は何も世話をする必要ありません)します。春になると羽化して綺麗なアゲハチョウの成虫が現れるでしょう。生

  物の誕生を目の当たりにすることによって、生命に興味を持つようになり、自ら野原で幼虫や成虫を見つけ観察した

  いという気持ちが湧いてくるでしょう。その気持ちが生物の持つ”生きるしくみ”を学びたいという意欲に繋がります。

  季節の変化など環境とのつながりをも考える機会を提供する理科教育プログラムです。